ウレタン防水の成分と特徴を徹底解説|柔軟性・密着性に優れた万能防水工法
- 一二三

- 10月9日
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ウレタン防水は、現在日本で最も多く採用されている防水工法のひとつです。
液体状のウレタン樹脂を現場で塗り広げ、硬化させて防水膜を形成する方法で、ベランダ・屋上・バルコニー・廊下などあらゆる場所に適しています。
では、その「ウレタン」とはどんな成分で、なぜ防水に優れているのでしょうか。
ウレタン防水に使用される主成分は、ポリウレタン樹脂(Polyurethane Resin) です。
これは、ポリオール(Polyol) と イソシアネート(Isocyanate) という2種類の化学成分を反応させて作られる高分子化合物です。
反応によって生まれる「ウレタン結合(–NH–CO–O–)」が、柔軟性と強靭さを併せ持つ防水膜を形成します。
ポリオールは主に樹脂の柔軟性を決める要素で、分子の長さや構造によって伸びや耐久性が変わります。
一方のイソシアネートは、硬化反応を促進させる硬化剤の役割を担い、耐候性や密着性を向上させます。
これらの組み合わせ比率を調整することで、気温・湿度・下地条件に最適な配合が作られます。
ウレタン防水の最大の特徴は、液体塗膜による継ぎ目のない仕上がり です。
シート防水のようなジョイント部がなく、複雑な形状のベランダや凹凸面でも、ムラなく塗り広げることができます。
また、硬化後もゴムのような弾力を持ち、地震や建物の微細な動きにも追従する柔軟性があります。
一般的な耐用年数は 10〜15年程度。
定期的にトップコートを塗り替えることで、20年以上の耐久性を維持することも可能です。
価格は 1㎡あたり4,000〜7,000円 が相場で、一二三塗装工業では施工効率を高め、約3,500〜6,000円/㎡ 程度に抑えてご提供しています。
ウレタン防水は、軽量で下地への負担が少なく、補修や重ね塗りも容易なため、メンテナンスコストの面でも非常に優れています。
熊本のような高湿度・多雨地域においても、密着性と柔軟性を活かして安定した防水性能を発揮します。
Q&A
Q1. ウレタン防水の主成分は何ですか?
A. ポリオールとイソシアネートを反応させたポリウレタン樹脂です。
Q2. なぜウレタン防水は柔らかいのですか?
A. ポリオールがゴムのような柔軟性を生み、建物の動きに追従できるためです。
Q3. 施工の厚みはどれくらいですか?
A. 通常2〜3mm前後で、2回以上の塗り重ねで防水層を形成します。
Q4. ウレタン防水の耐用年数は?
A. 10〜15年が目安で、トップコートを定期的に塗り替えればさらに延命可能です。
Q5. 熊本での施工に向いていますか?
A. はい。湿度や温度変化に強く、台風や豪雨にも耐える防水性能があります。
