今日もペンキまみれ!塗装職人の苦楽日記!(塗装完了後の点検とお引き渡し)
- 一二三

- 11月7日
- 読了時間: 2分
数日間にわたる屋根と外壁の塗装工事がついに完了。今日は“仕上げの仕上げ”とも言える、最終点検とお客様へのお引き渡しの日です。
職人にとっては、この瞬間が一番緊張する時間。なぜなら、数日間の努力のすべてをお客様に見ていただく日だからです。
まずは屋根の上から外壁まで、ひとつひとつ塗りムラやタレ、仕上げ忘れがないか最終チェック。太陽の光に照らす角度を変えながら、艶や色の均一さを確認します。無機塗料特有の深みのある光沢が均一に広がっていると、心の中で「よし、完璧」とガッツポーズ。
点検では塗膜の厚みも重要です。塗り重ね回数や乾燥時間が適切でないと、数年後にトラブルが出る可能性もあるため、プロとして妥協はできません。仕上げ確認の後は、現場周辺の清掃へ。
塗装は“塗る”だけでなく、“終わった後の美しさ”も含めて仕事。足場周りの掃除やペンキの飛散チェックまできっちり行います。
そして、いよいよお客様立ち会いの最終確認。お客様が屋根や外壁を見上げながら「うわぁ、見違えるようですね!」と笑顔を見せてくださる瞬間は、何度経験しても嬉しいものです。
汗とペンキまみれになった日々が報われるこの瞬間が、職人にとって最高のご褒美。
今回は熊本市内の住宅でしたが、無機塗料での塗装ということで艶と耐久性のバランスが抜群。これで15年以上、美しい外観を保てるはずです。
お引き渡し後には、今後のメンテナンス方法や点検サイクルのご説明も忘れません。どんなに完璧な仕上がりでも、定期的なチェックこそ長持ちの秘訣。お客様との信頼関係も、こうして積み重ねていきます。
帰り際、お客様から「またお願いね」と一言。
その言葉が、次の現場への活力になります。今日もペンキまみれ。でも、心は誇りでいっぱいです。
Q&A
Q1:塗装完了後の点検では何を確認するんですか?
A:塗りムラ・艶・色ムラ・塗膜の厚み・飛散・清掃状況など、細部までチェックします。
Q2:お引き渡し時にお客様が気をつけることは?
A:完了後すぐは塗料が完全硬化していないため、強い衝撃や水洗いは避けてください。
Q3:アフターメンテナンスは必要ですか?
A:はい。1〜2年に一度の簡単な点検で、塗膜の状態を確認するのが理想です。
