アクリル塗料とは?特徴・耐久性・メリットデメリットを詳しく解説|熊本の外壁塗装
- 一二三

- 3 日前
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外壁塗装の塗料の中で、もっとも歴史が長いのが 「アクリル塗料」 です。
現在では主流ではありませんが、塗装業界の基本となる塗料であり、
用途や目的を限定すれば、今でも選択肢に入る塗料です。
熊本は紫外線が強く、雨量も多いため、塗料の耐久性が重要視される地域です。
そのためアクリル塗料は、「短期間の保護」「とにかく初期費用を抑えたい」
といったケースで使われることが多くなっています。
◆ アクリル塗料とは?
アクリル塗料とは、塗膜の主成分に アクリル樹脂 を使用した塗料です。
乾燥が早く、扱いやすいことから、かつては外壁塗装の主流として広く使われていました。
現在では、耐久性の高いシリコン・フッ素・無機塗料が普及したことで、
外壁全面への採用は減少していますが、
短期用途や仮設的な塗装では今でも使用されています。
◆ アクリル塗料の主な特徴
① 価格が非常に安い
アクリル塗料の最大の特徴は、材料費が安く施工費用を抑えられる点です。
初期コスト重視の方にとっては、大きなメリットになります。
② 乾燥が早く作業性が良い
乾燥時間が短いため、工期を短縮しやすく、
小規模工事や部分補修に向いています。
③ 発色が良い
色の種類が豊富で、鮮やかな仕上がりになるのも特徴です。
◆ アクリル塗料のデメリット
● 耐久性が低い
アクリル塗料の耐久年数は 約5〜7年。
熊本のように紫外線が強い地域では、さらに短くなることもあります。
● 紫外線に弱い
紫外線による分解が早く、
チョーキング(白い粉)や色あせが早期に発生しやすい塗料です。
● 現在は外壁全面には不向き
長期的に見ると、塗り替え回数が増え、結果的にコストが高くなるケースもあります。
◆ アクリル塗料の費用目安
30坪前後の一般住宅(外壁全面)の場合:
相場:50〜70万円前後
一二三塗装工業の考え方:
外壁全面にはおすすめせず、
仮設的な塗装・短期保護・部分塗装に限定してご提案しています。
◆ アクリル塗料が向いているケース
建て替え・売却予定が近い住宅
とにかく初期費用を抑えたい
仮設建物・倉庫・物置
数年だけ外観を整えたい場合
一方で、「10年以上安心して住みたい」という方には、
シリコン以上の塗料をおすすめしています。
❓ Q&A
Q1. アクリル塗料は今でも使われていますか?
A. はい。ただし用途は限定されています。
Q2. 外壁全面に使うのはアリですか?
A. 短期目的なら可能ですが、長期的にはおすすめしません。
Q3. 熊本の住宅に向いていますか?
A. 紫外線が強いため、外壁全面には不向きです。
Q4. なぜ価格が安いのですか?
A. 樹脂の耐候性が低く、材料コストが安いためです。
Q5. 一二三塗装工業の提案方針は?
A. アクリルは「使いどころ重視」。無理におすすめはしません。
