熊本 屋根塗装 タスペーサーとは?縁切りしないと雨漏りする理由
- 一二三

- 1月21日
- 読了時間: 4分
更新日:2月6日
屋根塗装の見積もりを見ると、たまに書かれている
「タスペーサー」
「縁切り」
という言葉。
正直、初めて聞いた方も多いと思います。
でも実はこの工程、屋根塗装で雨漏りを防ぐために絶対に外せない超重要ポイントです。
特にスレート屋根(コロニアル・カラーベスト等)の場合、
縁切りをしないまま塗装すると、施工直後はキレイでも数年後に
「屋根から雨漏りした」
「下地が腐っていた」
というトラブルにつながることがあります。
熊本は台風や大雨が多く、屋根に吹き上げる雨も多い地域。
だからこそ、縁切り(タスペーサー)は省略NGです。
■ そもそも「縁切り」って何?
スレート屋根は、屋根材が何枚も重なって施工されています。
この重なり部分には、雨が入っても抜けるように「隙間」があるのが正常です。
ところが塗装をすると、塗料がその隙間に流れ込み、
屋根材同士がくっついたような状態になることがあります。
これが
✅ 毛細管現象(雨水が吸い上がる現象)
✅ 雨水の滞留
✅ 排水不良
を引き起こし、屋根内部に水が溜まってしまいます。
縁切りとは、塗装後にその“塞がれた隙間”をもう一度確保し、
水の通り道を作る作業のことです。
■ タスペーサーとは?
タスペーサーは、縁切りを確実に行うための 専用部材(スペーサー) です。
屋根材の重なり部分に差し込むことで、
塗装後でも適切な隙間を確保できます。
昔は「皮スキ」という工具で塗膜を手作業で切っていましたが、
現在はタスペーサーを入れる方法が主流になっています。
理由は
仕上がりが安定する
隙間が均一になる
施工ミスが少ない
工期短縮になる
からです。
■ 縁切りしないと雨漏りする理由(メカニズム)
① 雨水の逃げ道がなくなる
塗料が隙間を塞ぐと、雨水が抜けずに溜まります。
屋根は「水を完全に止める」のではなく、
入った水を流して逃がす構造なので、逃げ道がなくなるのは致命的です。
② 毛細管現象で雨水が吸い上がる
わずかな隙間に水が吸い込まれ、屋根材の奥へ奥へと入り込みます。
特に熊本のように雨が多い地域では、これが起きやすいです。
③ 下地(野地板)が腐りやすくなる
屋根内部に水分が溜まると、野地板や垂木が湿気を含み腐食していきます。
ここまで進むと塗装では修復できず、カバー工法や葺き替えの対象になることもあります。
④ 夏は熱で膨張→割れが発生
内部に水が溜まった状態で晴天になると、急激に乾燥して屋根材が反り・割れを起こします。
結果として雨漏りが加速します。
■ タスペーサーが必要な屋根・不要な屋根
ここも大事なポイントです。
✅ 必要なケース
スレート屋根(コロニアル/カラーベスト)
屋根材の重なりがあるタイプ
❌ 基本不要なケース
瓦屋根(塗装しないケースが多い)
金属屋根(構造が違う)
つまりタスペーサーは万能ではなく、屋根材によって必要性が変わるということです。
■ 一二三塗装工業の屋根塗装
当社では、屋根塗装のトラブルを防ぐために
✅ 縁切り(タスペーサー)を必ず実施
✅ 必要な枚数・適正な位置に挿入
✅ 施工写真で工程を見える化
を徹底しています。
屋根塗装は見えない工事だからこそ、
誠実な工程管理が長持ちの鍵になります。
Q & A
Q1. タスペーサーは必ず必要ですか?
A. スレート屋根ではほぼ必須です。雨漏り防止のため重要です。
Q2. 縁切りをしないとすぐ雨漏りしますか?
A. すぐではない場合もありますが、数年後に不具合が出るリスクが高まります。
Q3. 見積もりに縁切りが入ってないのは危険?
A. はい。スレート屋根なら要注意です。確認をおすすめします。
Q4. 皮スキで切ればタスペーサーはいらない?
A. 可能ですがムラや切り残しが出やすく、現在はタスペーサーが主流です。
Q5. タスペーサーの費用はどれくらい?
A. 屋根の大きさによりますが、数万円程度が目安です(屋根塗装費用内に含むことも多いです)。



