熊本の外壁塗装|塗料不足は本当に「目詰まり」だけ?今の状況を塗装屋が分かりやすく解説
- 一二三

- 6 日前
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最近、熊本でも
「塗料が入りにくいって本当ですか?」
「今は外壁塗装や屋根塗装を頼んでも大丈夫ですか?」
といったご相談をいただくことが増えています。
ニュースなどでは、今回の状況について
「塗料そのものが全部なくなっているわけではなく、流通の途中で目詰まりが起きている」
という説明がされています。
この説明は、たしかに一つの見方として間違っていないのだと思います。
実際、業界全体で見れば、完全に何も入ってこないという状況ではありません。
ただ、私たちのように熊本で実際に外壁塗装や屋根塗装の現場に立っている立場からすると、
“目詰まりだけ”という言葉では少し伝わりきらない
というのが正直なところです。
今は、塗料やシンナーの種類によって、入りやすいものと入りにくいものがあります。
価格も以前と同じとは言いにくく、これまで通りの感覚で材料を準備できる状況ではありません。
そのため私たち塗装屋も、
この材料はきちんと確保できるか、予定している工期で進められるか、もし材料変更が必要になったらどうするか。
こういったことを、これまで以上に慎重に考えながらご提案しています。
お客様からすると、
「結局、足りているの?足りていないの?」
と感じると思いますが、いちばん近い言い方をするなら、
“まったくできないわけではないけれど、今までより不安定”
という状態です。
政府の「目詰まり」という説明は間違いではないと思います
今回の状況について、政府は「目詰まり」と説明しています。
この見方は、私たちも一面ではその通りだと思っています。
ただ現場では、それに加えて
原材料の先行き不安
価格の上昇
出荷制限の影響
も重なっています。
つまり、今の実感としては、
「目詰まりは確かにある」
でも同時に、
「それだけではなく、材料確保や価格面の不安もある」
この両方が起きている、というのが本音です。
中東情勢の影響や、塗料用シンナーが手に入りにくくなっている背景については、以前の記事でも詳しくまとめています。
まず全体の流れを知りたい方は、こちらもあわせてご覧ください。
外壁塗装 熊本|中東情勢で塗料用シンナーが手に入りにくい?現場で起きていることを解説
今は塗装工事をしない方がいいのか?
私は、そういうわけではないと思っています。
むしろ、塗り替え時期に入っているお住まいほど、早めに相談しておく意味はあると考えています。
理由は、先延ばしにすることで、
材料価格がさらに上がる可能性がある
工事日程が組みにくくなることがある
外壁や屋根の傷みが進んでしまうことがある
からです。
特に、
外壁のひび割れ
チョーキング
コーキングの傷み
屋根の色あせや防水性の低下
こういった症状が出ている場合は、
「もう少し様子を見よう」が、あとで余計な補修につながることもあります。
外壁を触った時に白い粉がつく、色あせが気になるという方は、チョーキングについて解説したこちらの記事も参考になります。
外壁塗装 熊本|チョーキングは塗り替えのサイン?塗装職人が解説
また、コーキングのひび割れや切れが気になる方は、こちらもあわせてご覧ください。
外壁より先に、目地の傷みが進んでいるケースも少なくありません。
外壁塗装 熊本|コーキングのひび割れは外壁塗装のサイン?塗装職人が解説
値上がりした材料は、落ち着いたら元に戻るのか?
この点も、お客様からよく聞かれます。
正直に言うと、今後入荷しやすさが改善していく可能性はあります。
ただ、価格まできれいに元通りになるとは限りません。
一度上がった材料費が、そのまま残ることも十分考えられます。
そのため、
「落ち着いたら安くなるかもしれないから、しばらく待とう」
と考えるより、まずは今のお住まいの状態を見て、今動くべきかを判断する方が現実的です。
平常化に近づくのはいつ頃なのか?
これははっきり言い切れるものではありませんが、現場感としては、急な混乱は少しずつ落ち着いていくとしても、
本当の意味で平常化したと感じやすいのは夏以降
になる可能性があると思っています。
だからこそ今は、
「そのうち落ち着くだろう」と待つよりも、まずはご自宅の状態を把握しておくことが大切です。
築年数や今出ている症状から塗り替え時期を考えたい方は、こちらの記事も参考になります。
外壁塗装 熊本|築何年で塗り替えを考える?熊本の塗装職人が解説
こんな時期だからこそ、会社選びが大切です
今のように材料や価格が不安定な時期は、いつも以上に会社選びが大切です。
例えば、
見積もりに入っている塗料は本当に使えるのか
入荷が遅れた場合はどう対応するのか
代替材料になった場合も、内容や性能をきちんと説明してくれるのか
こうしたことを、しっかり説明してくれる会社に相談することが大切です。
安さだけで決めてしまうと、あとから
「その材料は入らなくなりました」
「仕様が変わります」
「工期が延びます」
となる可能性もあります。
見積もりをもらった後に、何を基準に判断したらいいか迷う方は、こちらの記事も参考になります。
見積りをもらったあと、何を基準に決める?塗装職人が解説
一二三塗装工業として大切にしたいこと
私たちは、こういう状況だからといって、不安をあおって
「今すぐやってください」
と急がせたいわけではありません。
ただ、お住まいの状態によっては、早めに動いた方が結果的に負担を抑えられることもあります。
だからこそ、
今すぐ工事をした方がいいのか
少し様子を見ても大丈夫なのか
を、お住まいの状態を見ながら、できるだけ正直に分かりやすくお伝えしたいと思っています。
塗装工事は安い買い物ではありません。
だからこそ、材料のことも、工期のことも、これからのことも、きちんと納得していただいたうえで進めることが大切だと考えています。
熊本で外壁塗装や屋根塗装をご検討中の方で、
「今動いていいのか迷っている」
「うちはまだ大丈夫なのか知りたい」
という方は、まずはお気軽にご相談ください。
今すぐ工事が必要かどうかも含めて、現場目線で分かりやすくご説明いたします。
まとめ
今回の塗料不足やシンナー不足については、
「目詰まり」という言葉だけでは言い表せない不安定さがあります。
たしかに、すべての塗料が完全に止まっているわけではありません。
ただ現場では、材料確保、価格、納期の面で、これまでとは違う慎重さが必要になっています。
だからこそ今は、
焦って契約することよりも、まず早めに状態を確認して、信頼できる会社に相談することが大切な時期
だと私たちは考えています。



